
検査方法全般:血液ガス:動脈・キャピラリー(毛細管)採血手順
キャピラリー(毛細管)での血液ガス検体採取方法について詳しく解説します。
Blood Collection for Blood Gas Analysis 動脈採血手順 橈骨動脈の穿刺 7. 血液がシリンジに流れ込むまで針を 11. ヘパリンを溶解させて凝血を最小 1. 側副血行が十分であることを確認する 押し進めます。(図2) 限にするために最低20秒または ためにアレンテストを行います。 約8 ~10回、手首を左右に8の字 2. 患者の手首を少し曲げ、橈骨動脈の に動かし、検体を十分に撹拌します。 位置を確認し、穿刺する部位を清潔 (図5)シリンジにラベルを貼り、検 にします。電解質の結果に影響が出 査するためにすぐに血液ガス分析 る可能性があるため、ベンザルコニ 装置に運びます。 ウムのような第4級アンモニウム化 合物を使用している消毒剤は使用し ないでください。 図 2 3. 血液ガス分析専用のシリンジを使用 8. 採血後、ガーゼパッドを穿刺部位に し、必要な採血量にプランジャーをあ あて、針を抜きます。すぐに圧力をか らかじめ設定します。 け、最低5分間は押さえてください。 図 5 図 6 4. 針のベベルが上を向くように、針を調 9. できるだけ早く(穿刺部位を押さえ 整します。針保護キャップ付シリンジ ている間)、針保護キャップを閉めて 12. CLSIガイドライン1に従い、迅速に を使用する場合、針のベベルはオレ (図3)、病院の手順に従って針を外 血液ガス分析を終了させ、採血後 ンジの針保護キャップの方へ向けま し、廃棄します。 は検体を30分以上放置しないよう す。針保護キャップを持ち、針を望ま にしてください。採血から検査まで しいベベル方向へ回転させます。 に30分以上かかる場合は、検体を 5. 片方の手でシリンジの本体を持ち、 氷水中で保存することも考慮してく 針とシリンジの接続を確実にするた ださい。左右に8の字を描くように めに、針保護キャップを強く押し込み 手首を動かしてから、検体を両手で ます。その後、まっすぐに引いて針保 はさんで約10回転がして、測定直 護キャップを外します。その際、針保 前には常に検体を再度撹拌します。 護キャップをねじりながら外さないよ (図5、6) うにしてください。 図 3 1 CLSIガイドラインリファレンスC46-A2 6. 橈骨動脈の位置を再確認し、45度の 10. シリンジルアーにフィルターキャッ 角度となるようにシリンジを持って皮 プを取り付けます。ルアー側を上に 膚穿刺を行います。(図1) して、気泡を取り除くためにシリン ジを軽くたたき、フィルターキャッ 10 プに気泡を放出します。(図4) minutes 図 1 図 4 www.siemens-healthineers.com/jp SIEMENS Healthineers Blood Collection for Blood Gas Analysis キャピラリー(毛細管)採血手順 動脈から直接採血することが不可能な 4. 病院の手順に従い、穿刺採血部位を 9. キャピラリー採血キットが充填された 場合、通常、皮膚穿刺から採血した「動脈 消毒します。(電解質の結果に影響が ら、直ちにキャピラリーキャップで両 化」検体が、動脈血が必要な測定に適し 出る可能性があるので、ベンザルコニ 端を密閉します。(図4) ています。 ウムのような第4級アンモニウム化 ヘパリンを溶解させるために、最低 合物を使用している消毒剤は使用し 20秒または約8 ~10回、左右に8 1. 血液ガス分析専用のキャピラリー採 ないでください。)消毒した部位を乾 の字を描くように手首を動かして、検 血キットを使用します。 かします。 体を十分に攪拌します。(図5)検体 にラベルを貼ります。 2. 以下より穿刺部位を1か所選択しま 5. ランセットを使用して皮膚を穿刺しま す。 すが、2.0㎜以上は穿刺しないでくだ さい。(図2) かかとの外側または内側足底面 ・ (特に1歳未満の乳児の場合): 注:サージカルブレードは使用しない。 親指の真ん中からかかとまで後方 に引かれたラインの内側、または 足の薬指と小指の間からかかとま で後方に引かれたラインの外側。 図 4 かかとの曲線部位ではない部位。 (図1の茶色い部分) 親指の足底面(一般的に乳児から ・ 小児) 図 2 ・親指から中指のうちいずれかの末節 6. 清潔なガーゼで最初の1滴をふき取 骨部(いわゆる第1関節)の掌側中 ります。 央部を穿刺(年長の小児から成人) 注:穿刺部位に浮腫がないこと。 7. 採血部位を過剰に圧迫することなく、 図 5 大きく、均整がとれた丸い血滴を作り ます。 10. CLSIガイドライン1に従い、迅速に 8. キャピラリー採血キットの先端を血 血液ガス分析を終了させ、採血後 滴の真ん中に当て、気泡を入れない は検体を30分以上放置しないよう ようにできるだけ迅速に採取します。 にしてください。左右に8の字を描 (図3) くように手首を動かしてから、検体 を指の間ではさみ約10回転がし 注:採血部位を強く絞り込まない。 て、常に測定直前に検体を再度攪 拌します。 図 1 3. 暖かく濡れたタオルまたはその他の 1 CLSIガイドラインリファレンスC46-A2 加温装置を使用して、穿刺部位を3 5分かけ約42℃にして動脈化し ~ ます。 10 注:蒸発によってタオルや採血部位が冷 minutes えないようにすること。 図 3 仕様は予告なく変更する場合がありますのでご了承願います。 製造販売元 本装置のユーザートレーニングマニュアルである取扱説明書をご精読頂き、 シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス株式会社 安全事項を十分ご理解の上、ご使用を開始頂きますようお願いします。 尚、当社が別途装置毎に定めるトレーニング等をお客様に実施させて頂く場合があります。 〒141-8673 東京都品川区大崎1-11-1 ゲートシティ大崎 ウエストタワー お客様支援センター TEL 0120-543-455 FG0619
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